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スマホの位置情報はどこから分かる?追跡の仕組みと見直したい設定

公開日 更新日 約9分

「位置情報をオフにすれば、もう追跡されない」と思われがちですが、実際にはそう単純ではありません。スマートフォンの位置は、GPS以外にもさまざまな仕組みから推測されることがあります。この記事では、位置が分かる主な仕組みと、利便性とのバランスを取りながら見直したい基本設定を、初心者向けに解説します。

位置情報をオフにすれば追跡されないのか

位置情報の設定をオフにすると、多くのアプリは正確な位置を取得しにくくなります。ただし、それだけで一切の位置推測がなくなるわけではありません。スマートフォンは複数の手がかりから位置を判断しており、GPS以外の要素が残ることがあるためです。

スマホが位置を判断する主な仕組み

スマートフォンが位置を判断する方法は一つではありません。代表的な仕組みを順番に見ていきます。

GPS

GPSは、衛星からの信号を使って位置を測る仕組みです。屋外では比較的高い精度で位置が分かります。地図やナビなど、位置情報を前提としたアプリで利用されます。

携帯電話基地局

モバイル通信を利用する際は、近くの基地局と通信します。どの基地局と通信しているかによって、おおよその位置が推測される場合があります。

Wi-Fiネットワーク

周囲のWi-Fiネットワークの情報から、位置が推測されることがあります。GPSが届きにくい屋内でも、位置の手がかりになる場合があります。

Bluetoothと周辺機器

Bluetoothによる周辺機器との通信や、近くの機器のスキャンが、位置の推測に関わることがあります。常時スキャンが有効になっていると、意図しない情報の手がかりになる場合があります。

IPアドレス

インターネット接続に伴うIPアドレスからも、おおよその地域が推測されることがあります。精度は限られますが、位置に関する手がかりの一つです。

写真や動画の位置情報

撮影した写真や動画に、位置情報が記録されていることがあります。そのままSNSやメッセージで共有すると、撮影場所が伝わってしまう場合があります。共有前に位置情報の有無を確認する習慣が役立ちます。

SNS投稿やチェックイン

SNSのチェックイン機能やリアルタイムの投稿は、現在地や生活圏を推測されるきっかけになります。投稿のタイミングや背景からも、居場所が分かることがあります。

アプリの位置情報権限

アプリごとに、位置情報をどこまで許可するかを設定できます。常に許可する必要のないアプリも多く、「使用中のみ許可」や、おおよその位置のみに制限するなど、用途に合わせた見直しが有効です。

バックグラウンドでの位置情報利用

アプリが動いていないように見えても、バックグラウンドで位置情報を利用している場合があります。必要のないアプリのバックグラウンド利用を見直すことで、意図しない位置情報の取得を減らせます。

見直したい基本設定

位置情報に関して、まず確認しておきたい設定をまとめます。すべてを一度に行う必要はなく、気になるものから見直していくとよいでしょう。

  • 位置情報は「使用中のみ許可」を基本にする
  • 正確な位置が不要なアプリでは、範囲を制限する
  • 不要なアプリのバックグラウンドでの位置利用を無効化する
  • Wi-Fi・Bluetoothの常時スキャン設定を確認する
  • 写真に位置情報が含まれていないか確認する
  • SNSへのリアルタイム投稿は慎重にする
  • 使っていないアプリの権限を見直す
  • 不要になったアプリは削除する
  • アカウントのログイン履歴を確認する

利便性とのバランス

位置情報は、地図やナビ、紛失時の端末検索など、便利な機能を支える仕組みでもあります。すべてをオフにすると不便になる場面もあります。大切なのは、どのアプリに、どこまで位置情報を渡すのかを、自分で選べる状態にしておくことです。

完全な追跡防止を保証できない理由

設定を見直すことで、意図しない位置情報の取得を減らすことはできますが、あらゆる追跡を完全に防ぐことを保証するものではありません。通信、アカウント、利用するサービス、投稿内容など、複数の要素が位置の推測に関わります。

なお、ストーカー被害や身の危険を感じるなど緊急性の高いケースでは、端末の設定だけで解決できると考えず、警察や専門の相談機関へ相談することが必要な場合があります。

まとめ

  • 位置情報はGPSだけでなく、基地局・Wi-Fi・Bluetooth・IPアドレスなどからも推測される
  • 写真の位置情報やSNS投稿からも居場所が伝わることがある
  • 「使用中のみ許可」やバックグラウンド利用の見直しが有効
  • 利便性とのバランスを取り、自分で共有範囲を選べる状態にする
  • 完全な追跡防止は保証できない。緊急時は専門機関への相談も検討する

この記事は CRYPT PHONE 編集部が作成しています。

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